コラムCOLUMN
最近、テレビやSNSなどで、“オートミール”とよく耳にする方、多いのではないでしょうか。
主な主食を白米で生活してきた日本人にとっては、慣れない食材かもしれませんが、管理栄養士目線でオートミールの健康効果に着目してご紹介したいと思います。
オートミールが優れている点
オートミールと白米の主な成分表を比較(100gあたり)
上記表の通り、白米と比較すると、たんぱく質、食物繊維、鉄が豊富です。
特に、現代の日本人が抱える“食物繊維不足”を助けてくれる、食物繊維が手軽に摂れるおすすめの食品です。
朝のオートミールで健康体質に!?
オートミールは朝摂ると良いですよ!と私たちはお話しますが、その理由は、最初に摂る食事(ファーストミール)が次に摂った食事(セカンドミール)の食後血糖値の上昇を抑えるからです。
これは、“セカンドミール効果”と言って、食物繊維の中でも“水溶性食物繊維”と腸内細菌の働きによって起こる現象で、セカンドミールである昼食の急激な血糖値上昇を抑えてくれる効果が期待できます。水溶性食物繊維なら、野菜や海藻を摂ればいいじゃん!と思われる方もいらっしゃると思いますが、糖質が足りないのです。食物繊維と適量の糖質を一緒に摂ることで、太りにくい体作りへの効果が期待できます。
やせ型ぽっこりお腹になってない?
特定保健指導をしていくなかで、糖質制限を集中的に行っている方はたくさんいらっしゃいます。その方々は、ストーンと体重は減ってくれるものの、下腹ぽっこりは改善しない方が多く見受けられます。
体づくりの達人であるボディビルダーたちは、減量時にはオートミールを活用している方が多いそうです。完全に糖質をカットすると、少しでも糖質を摂っただけで血糖値が跳ね上がり、糖を下げる処理能力が弱くなってしまうこともあります。そのため、適度に糖質を含むオートミールを摂って、血糖コントロールを上手に行いながら減量していきます。
オートミールをオススメしたい方は
・ダイエットしたい方
・コレステロール値が高い方
・便秘気味の方
・疲れやすい方
・免疫力を上げたい方
オートミールは、水や牛乳でふやかしフルーツやナッツなどをかけ、だしや卵と一緒にレンジ加熱で簡単に美味しく食べることができます。まだ試したことがない!という方は、まずは、1日1食からオートミール生活を始めてみませんか?
管理栄養士オススメレシピで、オートミールを使ったザクザククッキーを投稿しています♪
ぜひご覧ください♪
ざくざくクッキー
材料(2人前)1枚あたり136kcal
・薄力粉 100g
・オートミール 50g
・ベーキングパウダー 7g
・ラカント45g
・オリーブオイル35g
・アーモンドミルク50g
・ロッテ ZEROチョコレート 40g
・ナッツやデーツ お好みの量で
作り方
1. 薄力粉、オートミール、ベーキングパウダー、ラカントを混ぜて、オリーブオイルを加えて混ぜます。
2. アーモンドミルクを加えて混ぜ、チョコレートやデーツ、ナッツを加え、生地を練らずザックリまとめます。
3. 天板にクッキングシートを敷き、生地を置いて厚さ1㎝程に丸く伸ばし、お好みの大きさにカットします
4. 200℃のオーブンで20分程焼きます。粗熱が取れるまで冷ましたら出来上がりです。
執筆者:管理栄養士 荻野 桃、宮田 千紘、榮 真利奈
書き手
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