コラムCOLUMN
皆さんは健康のために何か取り組んでいることはありますか?
私たちが行っている、特定保健指導や栄養相談の中には、「サプリメントを毎日摂っています!」というお声が多い一方、「サプリメントの効果がイマイチわからない…」というお悩みもいただきます。
せっかくなら、効果を実感したいですよね。そんな方へ、まずはご自身のお体の状態に目を向けてみませんか?
栄養素の吸収は?
栄養素は小腸で約90%吸収されます。その為、腸が不調だと栄養素の吸収率が悪くなってしまいます。体内の細胞まで、栄養素を行き届かせるためには、腸内環境を整えることがとても大切なのです。
そもそも腸内環境って?
腸内環境を良くしましょう!と耳にすることが多いと思いますが、
腸内環境の良し悪しは、腸内細菌の種類とバランスで決まります。
腸内細菌を大きく分けると、「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の3種類です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
善玉菌:腸の消化吸収を助ける、体に良い影響を与える菌です。
悪玉菌:たんぱく質を分解して有害物質を発生させる菌です。
日和見菌:善玉菌が優位であるときは善玉菌へ、悪玉菌が優位であるときは悪玉菌へ傾く性質がある菌です。
善玉菌と悪玉菌と日和見菌は2:1:7のバランスがより快適で健康な状態といわれています。
腸内環境を良くするためには?
腸内で善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を意識して摂りましょう!
食物繊維の1日の摂取目標量は、女性18 g以上、男性21 g以上(ともに18~64歳)です。(厚生労働省 日本人の食事摂取基準より)しかし、食生活の欧米化により、その摂取量は男女問わず全ての年代で不足しています。(平成29年国民健康・栄養調査より)
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、ヒトの消化酵素で消化することの出来ない物質で、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大別できます。水溶性食物繊維は、こんにゃく・山芋・寒天等に含まれ、大腸内で発酵・分解されるとビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなります。不溶性食物繊維は、穀類・野菜・キノコなどに含まれ、腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、便の体積が増えて腸を刺激して蠕動運動を活発にして排便が促されます。2種類の食物繊維をバランスよく摂れると便秘改善が期待でき、腸内環境も良くなりますが、普段のお食事で十分な量を摂ることは難しいのが現状です。
まずは、モリンガを摂りませんか?
スーパーフードのモリンガはこの2種類の食物繊維をバランスよく含んでおり、含有量はごぼう(オリゴ糖も豊富)の約8倍もある為、腸内環境の改善が期待できます。
栄養素は単独ではなく、いくつかの栄養素の複合的な働きで初めて効果を発揮します。モリンガには食物繊維だけでなく、アミノ酸やミネラルもバランスよく含まれているため、腸の動きを活発にし、腸内環境を整えてくれます。
“菌”は生きているので、普段の生活スタイルによって菌の調子も変わってきます。
せっかく摂っているサプリメントの効果を上げるためにも、善玉菌を育てて、消化吸収率を上げていきましょう!
執筆者:管理栄養士 荻野 桃、宮田 千紘、榮 真利奈
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