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日本では八升豆という呼び名の『むくな豆』ご存知でしょうか?
見た目は、そら豆に似ていて、近年、むくな豆に含まれる『L-ドーパ』というアミノ酸の一種がより多く含まれていることが注目されています。
調べれば調べるほど、素晴らしい効果が期待できる『むくな豆』についてお話ししていきます。
むくな豆の歴史
原産地はネパールなどヒマラヤ山脈の近縁が原産地とされており「植物界のシーラカンス」と呼ばれるほど起源の古い植物です。
日本では東南アジアから台湾を経由して伝えられたといわれています。江戸時代には食用として栽培されていましたが、とても固い豆のため
加工に手間がかかることから、廃れてしまいました。
確かに下処理だけでも、約3日かかる様なので、自分で調理するには手間暇かかりそうです。
栄養価について
9種のアミノ酸がバランスよく含んでおり、炭水化物・たんぱく質・鉄分・脂質・カリウム・ナトリウムなども含まれています。
そら豆や鰯に匹敵する必須アミノ酸を含んでいるので、
生活習慣病を予防する効果や疲労回復効果や成長促進に役立つと考えられています。
そして、特徴的な成分が『L-ドーパ』です。この『L-ドーパ』とは、脳の指令を筋肉に伝える神経伝達物質であるドーパミンの原料となる成分です。
また、ドーパミンは幸せホルモンの一種でもあります。やる気を起こす素であり、体の健康を支える重要な役割があります。
ドーパミンの生成は加齢とともに減少していまい、スムーズに身体を動かすことが難しくなってしまします。
この成分は、※1.パーキンソン病の改善が期待できる成分で、医療用医薬品に含まれている成分です。
※1.パーキンソン病・・・神経伝達物質であるドーパミンの生成量が減少し、脳からの指令が筋肉に十分に届かず、運動機能に障害が発生する病気
注意点としては、むくな豆1粒(約1g)に含まれるLドーパは40㎎。成分がしっかり含まれているため、一度に大量に食べるのは禁物です。
粉末状のもの、サプリメント、お茶などもあるので、
毎日の健康を維持に、暑い夏を乗り切るために、むくな豆を上手に取り入れていきたいですね。
都田景子
書き手
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