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2021.7.2薬剤師としてオリンピックに関われたこと

吉岡 靖史

薬剤師吉岡 靖史

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薬剤師としてオリンピックに関われたこと

公認スポーツファーマシストの吉岡です。
5/10に佐賀県の上峰町で聖火ランナーを務めさせていただきました。今回は、私が聖火ランナーになるまでと、走行前日までの事を書かせて頂こうと思います。



聖火ランナーにはどのようにしてなるのか?

■聖火リレープレゼンティングパートナーへ応募する
東京2020オリンピックの聖火ランナーには、各都道府県の実行委員会と聖火リレープレゼンティングパートナーである「日本コカ・コーラ株式会社」、「トヨタ自動車株式会社」、「日本生命保険相互会社」、「日本電信電話株式会社(NTT)」の4社、計5ヶ所からの応募が出来ました。
2019年の8月末まで、募集が行われており、それぞれにこれまでのあなたの人生においてのつながりを示す出来事などの作文や、推薦文の提出が必要でした。
どうしてもランナーになりたかった私は、全てに応募しました。

■聖火ランナー決定の通知
聖火ランナーに選出された人は、2019年の12月25日以降から通知が来たみたいです。
私自身は2020年開催分からは落選してしまいました。
しかし、1年延期となり2021年1月28日に決定の通知が来ました。


上がコカコーラ社からのメールで


そして大会組織委員会からの通知メールです。
こうして、私は聖火ランナーへ選出されました。



決定通知から前日までにやること


決定が決まると、最終的な走行意思の確認がありました。
もちろん私は、聖火ランナーとして走ることを承諾し、聖火リレーのユニフォームのサイズの選択を行いました。
その後、しばらく連絡がなかったのですが、約2か月前に、走行スロットルの通知、当日の集合場所(コレクションポイント)や集合時間、新型コロナウイルス感染症対策についてなどの説明が来ました。実際に自分たちが走る距離は、約200メートルなのですが、時速6キロメートルくらいの速さ(200メートルを2分くらいかけて)で走ってくださいなどの指示もありました。そして走行日の、2週間前から毎日の検温を行うこと、体調に異常があった場合はチェックシートへの記載などが求められました。
また、ユニフォームの規定や、トーチキス(ランナーからランナーへ聖火を移すこと)後のポーズなどの説明もありました。

まとめると
1.最終的な走行意思の確認
2.ユニフォームの選定・規定
3.集合場所・時間
4.新型コロナ対策
5.走るスピード&トーチキス後のポーズ等のレクチャー
以上、5点がありました

走るスピードやポーズの指示があるなど、意外と知られていなかった事もあったのではないでしょうか。
さて、当日以降の話はまた次回をお楽しみください。


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吉岡 靖史

この記事を書いた人



吉岡 靖史(認定実務実習指導薬剤師、公認スポーツファーマシスト、初級障がい者スポーツ指導員、プロダーツプレイヤー)



スポーツ領域のスペシャリストになるために、公認スポーツファーマシストの資格を取得。また、アスリートに少しでも寄り添えるような存在になるべく、自身もプロダーツプレイヤーのライセンスを取得。全てのアスリートが違反にならないよう日々精進しています。
ドーピング関連以外でも、サプリメントや食事、栄養、日常生活など幅広い知識を習得しようと奮闘しています。

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