コラムCOLUMN
マスクネとは
コロナ過の中で、様々な聞きなれない言葉が登場している。
「マスクネ」や「アクネ・メカニカ」という言葉は聞かれた事はあるだろうか。
「マスクネ」とは、マスクとニキビの原因菌でもあるアクネ菌を掛け合わせた造語。
「アクネ・メカニカ」は、過度な熱や摩擦、擦る事によって引き起こされるニキビの事。
マスクネの主な原因
マスクの着用が日常化し、更に梅雨明け後の猛暑や汗も伴って、マスクの圧がかかりやすいフェイスライン、鼻筋、頬、ゴムの当たる耳の後ろ等に肌トラブルが出る人が多くなっている。
マスクネは、実は最近ではなく、以前から長時間マスクを着用しなければならない職業に就いている方の肌トラブルと言われていた。
マスクネの主な原因としては、マスクが皮膚に当たる接触性皮膚炎、また、一度使用した汚れたマスクの繰り返しの使用も挙げられる。
マスクの材質が皮膚を擦り、炎症を起こしているところにこの時期特に、マスクの下の湿気が高くなり、皮膚のバリア機能が水分不足により起こり、そこに汗や皮脂が細菌を繁殖させ、炎症、吹き出物につながっている。
マスクネの予防
マスクネの予防としては、主に3つ。
まずは、肌の保護。
保湿クリームやワセリンを重ね、マスクが直接素肌に当たらないようにすること。
また、サイズ選びも大切で、マスクは、大きすぎても小さくても肌を刺激する為、出来るだけ、フィットするサイズを付けるようにすること。
最後に、水分補給。
アメリカの皮膚科医協会は、1日マスクを着用している人は、できれば4時間毎に15分、マスクを外す、マスク休憩を取るように推奨している。
マスクを付ける事が新しい日常になった今、マスクを付ける前と外した後のお肌のケアと合わせてマスク装着のワークスタイルの見直しも変化が必要かもしれない。
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