コラムCOLUMN
(今回のコラムは前回記事に続きます)
前回のコラムでは、フレイルという『加齢により心身が衰えた状態』、『健常な状態と要介護状態の中間の状態』とそのセルフチェックについて紹介しました。
今回は、前回を踏まえて、不安軽減の対応策、早期発見、早期対策について紹介します!
フレイル対策:これが大事です!
フレイルには身体的(からだ)要因以外にも精神的(こころ)、社会的(くらし)要因も深く関係しています。フレイルを予防し、心とからだ、そして暮らしが健康でいきいきとしたものとなっていくようなポイントをいくつか紹介します。
1. 食事(栄養):65歳を過ぎたら筋肉の合成に必要なタンパク質の摂取を積極的に。
具体的な食事(栄養)を大賀薬局管理栄養士がコラムで紹介
→「いつまでも若々しくイキイキと過ごすために」
2. 運動:食事で摂ったタンパク質を効率よく筋肉に変えるためには無理なく、適度な運動を行う。
3. 社会参加:家に引きこもらず、地域のコミュニティや地域活動に積極的に参加する。
実際はそれ以外にも対策項目は多岐に渡ります。みなさんはそれぞれ、これまで様々な経験をされ、人生の荒波を乗り越えてこられました。それぞれに考え方や信条の違い、生活の仕方が違っているように、疾病や心身の状況などが違っています。
加齢に伴う衰えを「歳のせいだから」「自然なことだから」と諦めてしまうケースは実際かなり多いです。
更に最近は、新型コロナウイルス感染防止の自粛も重なり、普段通っていた健康教室やリハビリ、日課だった散歩や運動等が続けられず、結果的にフレイルが進み日常生活に支障をきたしているというお話をよく耳にします。
加齢に伴う衰えは誰にでも起こる現象です。しかし自身が衰えに気づく前からフレイルは少しずつ起こっていきます。
みなさんの地域やご家族にもフレイル対策が必要な方々がいるのではないでしょうか?
お住まいのエリアの薬局や地域コミュニティなど社会インフラを活用してみてください
普段の食事や運動に気遣い、感染症対策をした上で地域のイベントに参加する…言う事はすごく簡単ですが、実行し習慣づけるのは至難の技だと思います。
そんな生活に関わる事でも私達の薬局に相談に来て頂けることをお待ちしております。
昔と比べ、地域とのつながり、人と人とのつながりが希薄になりつつある現代、そしてwithコロナ時代、これからは地域の皆様のかかりつけ薬局・薬剤師など見つけて選択し、ご自身の健康、生活に関するアドバイザーとして活用することで、地域の皆様の健康維持増進のお手伝いをさせてください。
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