コラムCOLUMN
毎年、気候が暖かくなってくると、「ダイエット」に関する商品の話題や、その市場での動向が、賑わいを見せてきます。
最近の調査では、日本人の約4人に1人が、体重の増加や肥満に悩んでいるといわれています。
肥満というと、やはり一番に思い浮かぶのは、「食べ過ぎ」や「体に溜まったものがうまく排出できていない」というところではないかと思われます。
しかしながら、「雑誌やテレビなどで食べ過ぎや脂肪の排出によいという商品や、最新のダイエットなどにチャレンジしてみても、なかなか体重が落ちない」、あるいは「一時期は痩せて効果が出たが、またすぐに元に戻ってしまう」と言う声を、店頭ではよく耳にします。
世の中には、ダイエットに関するたくさんの商品や、色んな情報があふれていることからも分かるように、誰もが同じ商品を使い、同じ方法に取り組めば、ダイエットに成功するというわけではありません。
まずは、それぞれが、太りやすい原因となっている体質や生活習慣を、きちんと把握して、ダイエットに取り組むことが重要だと考えます。
痩せない原因は一つじゃない
痩せられない理由の一つには、以下のような原因が、その根源にあると推測されます。
◆『胃や腸などの消化器系が弱っている』
食欲もあり美味しく食べられるのに、いつも胃腸がもたれがちになる人や、あまり食べる方ではないのに太りやすいという人は、要注意です。
どちらの場合も、胃や腸などの消化や吸収をする機能が低下していて、体の中に余分なものが留まりやすくなっている可能性があります。
まずは、胃腸の調子を整えることから始めていきましょう。
◆『加齢などで代謝機能が低下している』
以前と食べる量も変わっていないし、適度に体も動かしているのに、なぜか痩せにくくなったと感じている人は、加齢に伴う代謝力の低下が疑われます。
体格によって若干は異なりますが、人は、10代半ばあたりをピークに、基礎代謝が徐々に減少していくため、だんだん年をとるにつれ、若い頃と同じようなダイエットを実行しても、なかなか思うように脂肪は減ってくれません。
こうした代謝力の弱りは、過労や病後などで、かなり体力が落ちている時にも、同様に起こります。
◆『運動不足で筋肉量が減少している』
筋肉には、食事などで体の中に入ってきたものを、エネルギーに変えていく働きがあります。
普段からあまり体を動かさないなど、運動不足になってくると、筋肉の量も徐々に減ってくるので、代謝力も低下して太りやすくなってきます。
◆『ストレス・睡眠不足がある』
イライラしたり、ストレスがたまったりすると、食に走るとか、食べ過ぎてしまうという話をよく聞きますが、過度なストレスは、自律神経のバランスを崩してしまうため、食欲を亢進させる反面、代謝機能は低下させてしまいます。
加えてストレスは、体を守るための「コルチゾール」というホルモンの分泌を増加させるので、脂肪が蓄積しやすくなります。
また、睡眠不足は、食欲を抑えるホルモンの「レプチン」を減少させて、食欲増進ホルモンの「グレリン」を増加させてしまうため、ダイエットに悪影響を与えてしまいます。
◆『体温が低い。冷えやすい。』
体温は1℃下がると、基礎代謝は10%ほど低下すると言われています。
もともと平熱が低い人などは、日頃からの入浴や軽い運動などで、体温を上げる行動をとるようにして、常に冷え対策を心掛けながら、ダイエットに取り組みましょう。体温が上昇すれば、当然、基礎代謝力もアップします。
その他にも、もちろんご存知のとおり、便秘ぎみになると色々と溜め込みがちになりますし、ホルモンバランスが乱れると代謝が低下してしまうなど、いま現在の体質が、痩せない原因の根源になっていることが、いくつかあげられます。

間違ったダイエットをしていませんか
それから、なかなか痩せられない原因の中には、自分に合ったダイエットを取り入れていないということも考えられます。
食事を抜いたり、制限したりするダイエット方法を続けていると、一時的に体重は減るかもしれませんが、同時に筋肉の量も減少してしまい、代謝力が弱い体になってしまいます。
また、疲れているにもかかわらず、痩せるための日課として、ややハードな運動を続けていると、疲労の蓄積により、かえって代謝が落ちてしまうこともあります。
運動は、毎日のストレッチの継続などでも、関節の可動域が広がり全身の血行も良くなり、自律神経も整って基礎代謝も向上するため、太りにくい体を作るのには十分です。
そしてさらには、せっかくダイエットに成功したとしても、いつもの加工食品や人工甘味料の多い食生活から抜け出せずにいると、糖や脂肪も溜め込みやすい上に、空腹感を起こす「インスリン」の分泌も増えるため、再び、食べ過ぎてしまう傾向に戻ってしまいます。
太りやすい、痩せにくい原因を把握して、漢方薬などの活用も
よく、「太りやすいのは、家系的なものだから」とおっしゃる方も多いですが、たとえその要素が強くても、遺伝によるものは7割くらいで、残りの3割は、普段の生活習慣に起因する部分がほとんどだと言われています。
もし、本腰を入れて、自分に合ったダイエットに取り組みたいと思うのであれば、ぜひ一度、自分が痩せにくい原因は何なのか、そして、今の体質や生活習慣に問題はないかを、改めて振り返ってから、チャレンジをしてみるとよいでしょう。
さらに加えて、一人一人の異なる体質に合わせ、脂肪の排出や、代謝の改善をサポートしてくれる、漢方薬の活用もおすすめです。
よく誤解されがちな、これさえ飲んでおけばよいという、ダイエットの漢方薬などは存在しません。
あれこれ色んな原因が当てはまりそうで、よく分からない時は、一度、きちんと問診をして、アドバイスをしてくれる、詳しい薬局に相談して下さいね。
きっと、ネットなどには載ってない、プラスになる情報をたくさん教えてくれると思います。
★カウンセリングについて★
気になる症状の改善や緩和に適した、漢方薬や健康食品を、きちんとセレクトするために、カウンセリングにはしっかりと時間をかけて対応させて頂きます。
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(株) 大賀薬局ライフストリーム 漢方カウンセリング (担当) 梅川

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梅川 哲朗 (登録販売者・九州中医薬研究会会員・国際中医臨床薬膳師)
所属店舗 ライフストリーム
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