コラムCOLUMN
今年も、ジメジメとした梅雨の時期がやってきましたね。湿度も気温も高くなる梅雨時期は細菌が特に好む時期でもあります。その為、食中毒の発生件数が多くなり日々注意が必要です。コロナウイルスなどの心配もあり、家庭での調理が増えているかと思いますが、衛生管理はしっかりできているでしょうか。食中毒は1年中発生しておりますので、この機会に食中毒について知識を身に着け、しっかりと予防していきましょう。
食中毒の原因と発生状況
食中毒とは、細菌やウイルスによる感染性のものや、キノコ・フグなどの自然毒によるものがあります。
特に感染性のカンピロバクターや腸管出血性大腸菌(O157)の発生が多く、食肉を生食あるいは不完全加熱調理品として食べることで食中毒が発生しやすくなります。
細菌性食中毒は高温多湿の夏季に多発するのに対し、ウイルス性食中毒は冬季に多発します。
症状
食中毒の症状は、原因物質によって大きく異なります。
また、潜伏期間もさまざまで、飲食をして発症までに10日ほどかかる場合もあります。
多くに共通する症状としては下痢が多く、その他嘔吐・発熱・腹痛がみられ、数日から2週間程度続く場合があります。
激しい下痢の場合
水分が多く失われるため、脱水症状にも注意が必要です。
特に、小児や高齢者の場合は脱水が進んで深刻な状態になることもあるので注意が必要です。
また、薬を服用してしまうと、体内で増殖した細菌やウイルスが排出されず、症状が長く続く・悪化する原因にも繋がります。
食中毒の予防方法について
1.つけない=「洗う、分ける」を心がけましょう
調理や食事の前、食品を扱う前には手を洗いましょう。
まな板、包丁などの器具は熱湯をかけて洗浄するのもおすすめです。
残った生肉は、密封容器に入れるか、ラップで包みビニール袋に入れるなど、他の食品と分けて冷蔵庫で保管しましょう。
2.増やさない=「低温で保存する」を心がけましょう
食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。
3.やっつける=「加熱処理」
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので加熱して食べると安心です。
特に、肉料理は中心までよく加熱することが大切です。
中心部を75℃で1分以上の加熱が目安です。
食中毒予防のポイント
・調理を始める前、調理の途中でトイレに行ったり鼻をかんだりした後、オムツを交換したり動物に触れた後、食事の前は特にしっかりと手を洗いましょう。
・食材を切るときは、野菜を切った後に、肉・魚を切りましょう。“野菜用”と“肉・魚用“にまな板を使い分けたり、空になった牛乳パックを肉用のまな板として代用するのもいいですね。
・焼肉の場合は、生肉用の箸と食用の箸は別にしましょう。
・肉・魚・お惣菜は購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
・肉・魚・野菜などは十分に加熱し、調理器具はよく洗った後、熱湯殺菌しましょう。
・お弁当を作った際には、ご飯・おかずは冷まして蓋をするようにしましょう。温かいまま蓋をしてしまうと、水蒸気が余分な水分へと変化し、食中毒菌が増えてしまいます。十分に冷ますことが出来なかった場合や、暑い時期は保冷剤を活用しましょう。
・お弁当のおかずは、大葉や梅干、生姜などの香辛料、酢を使ったメニューを取り入れると食中毒菌の抑制に役立ちます。
・ミニトマト、イチゴなどは、へたを取った後水で洗い、水分を拭き取ってから詰めましょう。細菌が沢山潜んでいることが有ります。
また仕切りカップを活用することにより、隣のおかずに菌が移るのを防ぐことが出来ます。
しっかりと予防をしていれば食中毒はかなり高い確率で防ぐことができます。
もし、食中毒の疑いがある場合はすぐにかかりつけの病院にご連絡ください。
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執筆者は、管理栄養士 荻野 桃、宮田 千紘、榮 真利奈
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