コラムCOLUMN
2022年は日本海側での大雪や全国的に寒波が襲来するなど、厳しい寒さでのスタートとなりましたね。今回は、寒さが厳しい今の時期に気を付けたい『ヒートショック』についてご紹介します。
冬は血圧が上がりやすい?
血圧は冬になると上がりやすいと耳にされたことがある方もいらっしゃると思います。例えば、真水に手首まで浸かると、血圧は約10~20mmHg上昇するそうです。これは、内臓の働きを調整してくれる自律神経の中の交感神経が刺激され、血管が収縮することにより起こります。血圧160mmHgは「水銀を160mm押し上げる力」で血管を押しているということになるので、血液に変換すると約2mの高さまで吹き上げる力ということになります。
冬は寒さで血管が細くなることで血流が悪くなったり、血管に負担がかかってしまったりすることに加えて、温かいスープものを摂る機会が増え、塩分過多になりやすい食事の機会が増える為、血圧が上がりやすい時期とも言えます。
危険な「ヒートショック」
ヒートショックとは家の中の急激な温度差で血圧が大きく変動することで心臓などに負担がかかってしまい、気を失ったり、心臓の病気につながったりする症状です。寒暖差が激しい冬に多く起こると言われ、特に暖かい部屋から寒いお風呂場への移動や、熱いお湯に入ったり出たりで血圧が上下することが事故を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
「ヒートショック」を防ぐには?
1. 入浴の前にあらかじめ脱衣所や浴室を暖めておく
2.お湯の温度は41度以下
3.食後すぐや、飲酒後の入浴は避ける
4.入浴することを周りの人に伝える(同居人がいる場合)
5.入浴前に水分を取る
などを心がけたいですね!
コロナ禍の冬だからこそ心配なこと
厚生労働省より、密閉・密室・密接の3密を避けることが、集団感染を防ぐ上で重要である為、「換気」が推奨されています。しかし、「換気」をすることで「ヒートショック」招く可能性もあります。コロナ対策として換気をすることは必要ですが、同時にヒートショック対策も考えると、室温を下げないように暖房を入れたまま少しずつ行いましょう。特に高齢な方と同居されている方は、お風呂場と脱衣所、リビングと寝室など家の中での寒暖差にも注意し、暖房・加湿器を使いながらの換気が安心です。
ヒートショック・高血圧予防~おいしく減塩するコツ
料理をする際は、減塩醤油を使うと一般的な濃い口醤油に比べ、食塩相当量を約半分に減らすことができます。健康的なお食事を普段から心がけたい方は、減塩醤油を使って味付けをして頂くと生活習慣病予防に役立ちます。また、生姜・にんにく・みょうが・ねぎ・しそ・わさび・からし・唐辛子などの薬味や、お酢を使って酸味の効いた味付けにすることで、塩や醤油の使用量を減らしても十分満足できる味付けにすることができます。
そもそもの高血圧体質の改善に期待が出来る食材の成分の一つに、青魚に含まれるEPA・DHAが有ります。
大賀薬局では医療機関でも使われている、血圧・血管年齢・動脈の弾力性・心拍出量・末梢血管抵抗などが計測できる脈波・コロトコフ音記録計nico PS-501を用いた測定と管理栄養士による栄養相談会も行っておりますので、ご自身の血管の状態が気になられる方は、下のカレンダーから開催予定店舗と日時をチェックいただけますので、ぜひご覧のうえお気軽にお越しくださいませ。
今回は血管を柔らかくし、ヒートショックの予防が期待できる、美味しく簡単な炊き込みご飯のレシピをご紹介します。青魚である秋刀魚にはEPA・DHAが豊富に含まれており、血管を柔らかくしたり血液をサラサラにしたりする効果が期待できます。缶詰を使用しているので簡単に作ることができますよ。
栄養たっぷり五穀米と秋刀魚の炊き込みご飯
<材料 4人前> 1人分・・・231kcal
お米 2合
管理栄養士おすすめ十八穀米 550g(25g×22包) 1袋
水 380ml
秋刀魚の缶詰 1缶
しめじ 30g
醤油 大さじ3
酒 大さじ1
生姜 小さじ2
小ねぎ 少々
<作り方>
1.お米を研ぎ、水をいれる。
2.秋刀魚の缶詰め汁ごと入れ、しめじをほぐして入れる。
3.醤油、生姜を入れる。
4.炊飯器に入れ通常モードで炊く。
5.炊き上がったら、全体的に混ぜる。
6.器に入れ小ねぎをのせて完成です。
なかなか毎日お食事の準備が大変!でも血管状態も気になる!という方は、クリルオイルというEPA・DHAの吸収率の良いサプリメントも販売されていますので、大賀薬局の店頭で見てみて下さいね♪
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