コラムCOLUMN
連日、猛暑の日々が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?
「夏バテ」とは、主に、普段より疲れやすい、体が重だるい、気力や食欲がわかないなどの、この時期の高温多湿な気候が原因となり起こる、身体の異常な症状のことを指しています。
夏バテを生じてしまう要因となる行動や、その予防と対策などに関しては、昨年の8月に少しだけ詳しく執筆致しておりますので、ご一読頂ければと思います。
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夏に起こりやすい症状
こうした夏の季節に起こりやすい症状といえば、夏バテというイメージが強いかと思いますが、他にも気をつけなければならない、夏に多くなる症状がいくつかあります。
◆『水虫(白癬菌)』
夏は高温多湿な状態が続くため、靴の中などは特に蒸れて、水虫が発生しやすくなります。放っておくと、原因となる〝白癬菌″が爪や角質の奥まで侵入してきて、なかなか治らなくなってきます。
早めに塗り薬などで対応することで、一見、治ったように見えることもありますが、角質層に潜んで繰り返し現れてくる場合も多いので、1ヵ月以上の薬の継続をおすすめします。また、手足以外の、股間などの体にできる「たむし」といわれるものも、同じ白癬菌です。
◆『皮膚炎全般』
1年のうちでいちばん日差しが強い夏は、ご存じの通り、「あせも」「虫さされ」「日焼け」「アトピー性皮膚炎」「接触性皮膚炎」などの皮膚炎全般が最も多くなる季節です。
特に「接触性皮膚炎」においては、夏の暑さと汗で、身につけているアクセサリーや時計等の一部の成分が溶け出して、普段は何ともない方でも皮膚にかぶれを起こしやすくなってしまいます。これは金属製に限らず、革製のものなどでも同様のことが起こります。この時期は外に出て汗をかいたら、いつもよりなるべくこまめに汗を拭きとりましょう。
それから、日々の日焼け止め対策はもちろんのこと、強い紫外線の影響によって、肌にあらわれてくる「シミ」や「シワ」へのケアも、普段より入念に心掛けましょう。
◆『冷房病』
クーラーがしっかりと効いた場所に長時間いることで、本来、自然環境の温度の変化に対し、体温の調節を行う自律神経がバランスを乱してしまい、そのことにより足腰の冷え、疲労感、頭痛やめまい、吐き気などの、様々な症状が起きることを「冷房病」と呼んでいます。
対策としては、なるべくクーラーの冷気が直接肌に当たらないようにして、設定温度はできれば外気との温度差を5℃以内に意識しましょう。
そして、軽く汗をかく程度の行動は怠らず、十分な睡眠をとって規則正しい生活を行うなど、自立神経の機能がきちんと発揮できるように努めましょう。
◆『低血圧』
夏は気温の上昇により、体内の熱を放出するために血管が拡張する傾向にあります。加えてたくさん汗をかくことで、血管内の水分と塩分を失ってしまい、血液の循環量も減少して、心臓から拍出される血液の量も少なくなってしまいます。こうしたことから夏は血圧が下がりやすく、「低血圧」の症状を起こしやすくなります。
普段から血圧が低めの人や、高くて降圧剤などをずっと服用されている方は、特に脱水症状や熱中症に十分に気をつけて対策をとりながら、日々の血圧の変化にも留意しましょう。またその一方で、室内外の温度差による血管収縮で「高血圧」になる人も多いのでご注意を。
◆『胃腸の不調』
暑さでついつい冷たい物をとり過ぎてしまったことで、胃腸が冷えて機能の低下を起こし、体に余分な水分がたまって、下痢や吐き気、食欲不振などの不調を生じやすくなります。
胃腸は、気力を生む臓器であり、栄養物を消化・吸収して体力のもとをつくるところなので、不調をきたすことで、夏バテを起こす大きな要因となってしまいます。この時期こそ時々は、常温のものや温かいものなどをとって、胃腸を、そして内臓をいたわりましょう。
◆『不眠、頭痛、のぼせ感』
不眠や頭痛、のぼせ感などは、本来、様々な原因や体質によって起こる症状なのですが、夏の暑い時期には、体温が上がるのとともに、血液の温度も上昇して血が熱を持ち、のぼせを感じたり、なかなか眠れなかったり、ひどくなると頭痛を起こすケースも多いようです。
こうした場合の対処には、それぞれの体質も考慮の上、熱を持った血液、いわゆる「血熱」を冷ます漢方薬などの活用もたいへん効果的だと思われます。
夏バテも含め、夏に起こりやすい様々な症状への対策は、まず、何よりも〝日々の生活習慣を整えること″から始まります。
この機会にあらためて、普段の生活や行動を見直してみてはいかがでしょうか?
★カウンセリングについて★
気になる症状の改善や緩和に適した、漢方薬や健康食品を、きちんとセレクトするために、カウンセリングにはしっかりと時間をかけて対応させて頂きます。さらに症状の根本的な原因となる部分を認識するために、陰陽五行体質判定システム(税込1,000円)の活用による漢方カウンセリングも、ご希望に応じて行っております。
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(株) 大賀薬局ライフストリーム 漢方カウンセリング (担当) 梅川
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