コラムCOLUMN
お薬に頼らず、睡眠の質を改善したい、サプリメントを試してみたいけど、何がどう違うのか、選び方がわからない方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。サプリメントにも「対症療法的」なものと「体質改善的」なものの2種類に大きく分類されます。
ここでは「体質改善的」なものについてご紹介したいと思います。
メラトニンと睡眠の関係
メラトニンという脳内ホルモンをご存じですか。脳にあるグリーンピースくらいの大きさの松果体というところでつくられています。日中、太陽光を浴びるとメラトニンの分泌は減少し、夜、暗くなってくると増えます。
メラトニンによって脈拍や、体温、血圧などが低下し、体が睡眠の準備ができたと認識することで、睡眠に向かわせる作用があります。
朝日を浴びて規則正しい生活をすると、メラトニンの分泌する時間や量が調整され、体内時計のリズムが調整されます。
そのため、不規則な生活や、昼間、太陽光を浴びないような生活を続けるとメラトニンがうまく分泌されません。松果体によるメラトニンの生成は、目の網膜への光によって邪魔をされます。暗闇になることで作られるのです。夜遅くまでTVやPC画面、スマホ操作をして光が目に入り続けるとメラトニンがうまく作られません。
また、メラトニンは幼児期に一番多く分泌され、年を重ねるごとに減っていきます。すなわち、年を取るとメラトニンの分泌量が減るため眠る時間が短くなる傾向があります。
太陽光を浴びない生活、PC,スマホ画面の光、加齢によりメラトニンの分泌量が減少すると、不眠の原因になるのです。
メラトニンがきちんと分泌されれば、不眠も解消されていくはずです。メラトニンの分泌を増やすためには、その材料となるセロトニンや、トリプトファンという物質が体の中で十分作られること、メラトニンを作ってくれる細胞にしっかりエネルギーが送り込まれることが大切です。
メラトニンの分泌を助けるALA
ALA(5-Amino Levulinic Acid(5‐アミノレブリン酸))というアミノ酸の1種が、私たちの体の中の細胞を元気にすることがわかってきました。ALAは、もともと体の中にある物質で、細胞がエネルギーを作り出すのに重要な役割を果たしています。
このALAを摂ることで、エネルギー産生を活性化し、ホルモンや神経の調節に関与する細胞を良い影響を与えます。また、細胞が元気になることで、トリプトファン、セロトニンの脳内濃度が高くなり、メラトニンがより作られやすくなっていきます。
体内リズムを整える「体質改善的」なサプリメントのALAは1日飲んだだけでは効果を感じません。長年の習慣で乱れ体質を改善するためには6週間継続することが必要です。
ALAを6週間飲むのと同時に、生活スタイルの改善も実施することで、確実に心地よい睡眠が得られるようになるのではないでしょうか。
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