コラムCOLUMN
ようやく過ごしやすい季節になってきました。コロナ対策をしながらGoToキャンペーンも上手に使いつつ、食も景色も楽しみたい季節ですね!
お体については、高温多湿の環境から移行して、のどや皮膚に違和感が出やすい、乾燥が気になる時期ですね。また、この時期から鼻のムズムズ、のどのイガイガ、目が痒い、など症状が出始めたら、秋花粉かもしれません。私は最近、目の痒みとくしゃみが軽く出始めてきましたが、皆様は大丈夫でしょうか?
秋の花粉は春の花粉に比べ、花粉粒子径が小さいため、鼻の粘膜で留まらず、喉にも出やすいと言われています。今回は、秋の花粉症もコロナも上手に避ける方法を一緒に考えていきましょう。
秋の花粉症
秋の花粉症で有名な植物は、ヨモギ・ブタクサですよね。春の花粉の代表格、スギと違って、遠くまで花粉の飛散はしないので、生えている場所を避けるのも症状を酷くしない為の大切な手段ですよね。そしてマスクも、不織布マスクを選び、正しく装着して花粉の侵入防止対策を行うことも大事です。
また関係性が指摘されているものに、口腔アレルギー症候群というものが有ります。ある種の生の果物や野菜を食べると数分でお食事中、口の中が痒い、違和感、いがいが感、じんましんが出てしまうのですが、秋花粉の方は、
ヨモギ…セロリ・人参・トマト・りんご・桃
ブタクサ…メロン・スイカ・バナナ・キュウリ・ズッキーニ
これらの食材は、一気に沢山の量を食べることは避けて頂き、様子を見ながら少しずつゆっくり食べるようにした方が賢明の様です。熱に弱いアレルゲンも多いので、加熱できる食材は加熱して食べて頂くのも良いと思います。
花粉症は、花粉(アレルゲン)が体内に入ってくると、これをやっつけようと「IgE抗体」というタンパク質が作られるのですが、上記の生野菜や果物のアレルゲンは秋花粉のアレルゲンと構造が似ているので、体が錯覚し、口腔内でもアレルギーが起こることがあります。6歳以上の場合は既に花粉症に罹った後に口腔アレルギーが起こり、5歳以下の場合は、同じ果物を多量に摂ることにより発症することが多いようです。
花粉症の症状を和らげるには
花粉症の症状を和らげるには、免疫力が大事、ということは御存知だと思います。
免疫力を高める細胞の約6割は腸に存在していて、その腸内には善玉菌と悪玉菌が住んでいます。善玉菌が悪玉菌より多くなっている時にアレルギー反応が出にくいと言われています。しかし、食事によってバランスが変化していきますので、毎回のお食事の選び方が大事になってきます。
今回のレシピのご紹介は花粉症を和らげてくれる善玉菌の代表格、乳酸菌が含まれるヨーグルトを使った「ヨーグルトチキンカレー」です。乳酸菌の種類の中には、加熱に弱いタイプのものもありますが、死菌の状態で摂っても腸で良い影響を与えてくれますので、この時期積極的に摂りたいですね。
【作り方】
1.鶏肉を一口大に切ってAに30分から2時間漬け込む。
2.玉葱を薄く切り、バターで炒め、(1)とトマトピューレを加えて煮る。
3.カレー粉を入れて、混ぜる。
4.オイスターソース、トマトケチャップ、砂糖、塩を加えて煮立たせる。
5.生クリームを加えてひと煮立ちさせる。
6.ご飯とカレーを盛り付け、仕上げに生クリームをかける。
執筆者:管理栄養士 荻野 桃、喜田 有紀
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